「あるべき姿」でメジャーリーグにアプローチ!? 連載第3回

「あるべき姿」でメジャーリーグにアプローチ!? 連載第3回

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ここがポイント!

あるべき姿からのアプローチとは

 なぜなぜ分析を使って、正しく不具合発生の要因を見つけ出し、再発防止策を導き出すアプローチには、「あるべき姿からのアプローチ」と「原理・原則からのアプローチ」があります。これらのアプローチは、それぞれどんな手順で行われるものでしょうか。まず今回は「あるべき姿からのアプローチ」から見ていきましょう。
 「あるべき姿からのアプローチ」とは、不具合が起こっている現象と、本来こうでなければならない「あるべき姿」と現状との比較から、なぜなぜ分析をはじめる方法です。

進め方

 ここでは、「ボルトが回らない」という現象を例に見ていきましょう(図)。「あるべき姿からのアプローチ」の手順は以下のようになります。
① 「ボルトが正常に回る姿」を想像しながら、現象と比較する
② 「ボルトを正常に回す」ために必要な条件項目を列挙する
③ それぞれの条件項目に対して現物で調査する
④条件項目のうち異常が認められたものに限って、「なぜ」を繰り返して分析を行い、その要因を見つけ出す
⑤ 最後の「なぜ」を裏返して対策を立てる

こんなときに使おう

この「あるべき姿からのアプローチ」は、ある現象を究明する際、分析の初めの段階で問題点を絞り込んでしまおうというアプローチといえます。したがって現象を発生させるメカニズムが比較的わかりやすく、要因が1つである場合に適しています。
 また、新人がなぜなぜ分析のトレーニングをする場合は、このアプローチから始めてみるとよいでしょう。