キミとボクの原理・原則は「なぜ」だらけ!? 連載第4回

キミとボクの原理・原則は「なぜ」だらけ!? 連載第4回

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ここがポイント!

原理・原則からのアプローチ

 なぜなぜ分析の2つのアプローチのうち、前回では「あるべき姿からのアプローチ」を説明しましたが、今回は「原理・原則からのアプローチ」を説明します。このアプローチでは、トラブルが発生した問題の部分に焦点を当て、その発生の原理・原則を考えることから分析をはじめます。

進め方

 今回も前回に引き続き「ボルトが回らない」という現象を例にみていきましょう(下図)。

① まず最初の「なぜ①」で「ボルトが回らない」原理・原則を考えます
② その原理・原則である「ボルトにかかるトルクよりも板との間の抵抗が大きい」ということから、分析を進めます
③ 「なぜ」を繰り返して要因を見つけ出します
④ 要因の源である最後の「なぜ」に突き当たったら、現場や現象の状況に照らし合わせて、それを裏返して対策を立てます

こんなときに使おう

 「原理・原則からのアプローチ」で難しいのは、現象の原理・原則を考えることです。それができるようになるには訓練が必要です。そうした難点がある一方、この「原理・原則からのアプローチ」は「あるべき姿からのアプローチ」と比べてより多くの要因が洗い出せます。前号の図と、右の図を見比べてください。図のグレーの部分が「あるべき姿からのアプローチ」では出てこなかった要因です。
 「原理・原則からのアプローチ」は、発生のメカニズムが複雑で、要因が複数あると考えられる場合に適しているといえます。「あるべき姿からのアプローチ」に慣れてきたら、より複雑な現象に対して「原理・原則からのアプローチ」で分析を行うとよいでしょう。