ウワサの怪盗はアノ手コノ手の段取り上手 連載第9回  

ウワサの怪盗はアノ手コノ手の段取り上手 連載第9回  

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ここがポイント!

 同じ製品を大量につくる時代から、1つのラインでさまざまな品種を少量つくる多品種少量生産が当たり前の時代となってきました。もちろん、つくる品種によって使う工具もワークも設備の調整も違ってきます。そこで、ある品種から別の品種の生産に移行するとき、準備や段取りが必要となってきます。
 その段取り替えの時間が長ければ生産性は下がり、短ければその分生産性は上がります。段取り改善とはそれらの時間を短縮するために、必要なものを事前に準備するとともに、間違いなく・素早く行えるよう作業の手順を考えることです。

内段取りと外段取り

 段取りには内段取りと外段取りがあります。内段取りとは機械やラインを止めて行う作業、外段取りとは機械・ラインを止めなくてもできる作業です。
 それに関連して、段取り時間と段取り替え時間の定義も正確に理解しておきましょう。
 段取り時間とは、段取りをするために必要なすべての作業と工数をいい、以下のように表せます。

  段取り時間=外段取り時間+内段取り時間+調整時間

 一方、段取り替え時間とは、稼動中に段取り作業によって、ライン・工程が停止する時間をいい、以下のように表せます。

  段取り替え時間=内段取り時間+調整時間

 2つの式からわかるように、外段取りの比率が高いほど段取り替え時間は短くなります。

段取り改善の進め方

 段取り改善は、以下のように7つのステップを踏んで進めましょう。
段取り作業の所要時間を計測し整理・把握する。

  1. 段取り作業の所要時間を計測し、整理・把握する
  2. 整理・整頓の徹底
  3. 内段取りと外段取りのルールを明確化
  4. 内段取りの外段取り化
  5. 内段取りの改善
  6. 調整作業の排除
  7. 段取り替え作業手順書・基準書を作成し訓練を実施

段取り改善のステップ

段取り改善のステップ