2024年 入選作・佳作
【大賞】 保全王 予防と予知の 二刀流
川本 凛(住友化学株式会社・大分工場)
【選評】打者と投手で結果を出す大谷選手は満票でMVPですが、予防保全と予知保全の二刀流なら「保全王」の称号も納得! その昔「ながら族」と呼ばれたワタシとは格が違いますね。
【優秀賞】 おはようと 挨拶代わりの 異常音
桜井 明子(ブリヂストンフローテック株式会社・埼玉工場)
【選評】設備がチコちゃんばりに、「朝からボーッとしてんじゃねえよ!」と活を入れているのかも? くれぐれも「毎朝のことだから」と、みんなが異常音に慣れてしまわないよう注意!
【優秀賞】 トラブルは 記憶にあるが 記録なし
藤村 征二(旭化成株式会社・製造統括本部川崎製造所)
【選評】政界では裏収入が報告書に記録されてなくても平気な議員もいるようですが、生産現場では「記録なし=設備トラブルなし」とはなりません! 徹底的に原因追究お願いします!
【特別賞】 「AI」に 唯一勝てる 機械「愛」
菅原 潤一(独立行政法人国立印刷局・岡山工場)
【選評】「AI」が人間の仕事を奪うという説もあり、つい恐怖心や対抗心を持ってしまいがち。でも、機械を愛せるまでになったヒトならば、「AI」を愛せるようになる日も近い?
【審査員賞】 変えてくれ 働き方より この設備
小林 裕司(株式会社デンソー・湖西製作所)
【選評】設備も人も、新しい規則や命令などでは簡単には変われません。まずは会社のエライ方々が、現場で働く人や設備を見る目線を改め、その声に耳を傾けることが第一歩かも⁉
【フェア特別賞】 若手指導 実はこっそり 自己指導
飯澤 正夫(独立行政法人国立印刷局・彦根工場)
【選評】ベテランから若手に知識や技能を伝授する重要性は、今も昔も不変です。でも、基礎的なことほど、わかりやすく教えるのはムズカシイもの。教える立場のベテランが初心にかえって必死に学び直すことも、会社にとっての隠れたメリットかも!
「2024ものづくり川柳大賞」佳作・作者一覧
上司の背 憧れ今は 見せる側
鶴田 佳之(東洋理工株式会社)
3現主義 議論するのは 会議室
濱田 直樹(旭化成株式会社・製造統括本部川崎製造所)
今の世代 見て覚えろは 通じない
江尻 祐輔(JX金属株式会社・日立事業所)
若手指導 実はこっそり 自己指導
飯澤 正夫(独立行政法人国立印刷局・彦根工場)
※▲この句は会場投票で「フェア特別賞」に選ばれました。
元号を 三つ跨いで まだ若手
鈴木 勝美(富士石油株式会社・袖ケ浦製油所)
新しい 自主保全士の リーダーズ
長谷川 真也(サントリープロダクツ株式会社・榛名工場)
AI化 まずはわたしの 上司から
渡辺 邦男(JX金属製錬株式会社・日立事業所)
還暦も まだまだ若手 我が工場
伊澤 友博(アルテミラ株式会社・小山工場)
アレという 上司の言葉は 物忘れ
株本 稔久(リョービ株式会社・広島工場)
AIを ええ相棒に イノベーション
間地 大輔(株式会社再春館製薬所・薬彩工園)
機器ごとに 持ってるクセも 多様性
井上 敦博(サンエイ糖化株式会社・本社工場)