【第8回】故障ロス改善の手法・ツール:不具合マップ

 故障トラブルのデータを把握しているところは多いでしょう。しかし、データを収集しただけのレベルになっているところが少なくありません。活用されなければ意味がありません。

 そこで、故障データ見える化のために、マップにすることをお勧めします。

不具合マップ改善のステップ
ステップ 内 容
1.対象設備選定 問題設備やラインを選定する
2.設備レイアウト図の準備 ラフスケッチや図面のコピーを使用する。できる限り手描きで実施する
3.故障部位確認(件数など) 今までの故障記録や集計表より部位別に件数を確認
4.マーキング トラブルの内容や大きさにより色分けするのもよい
5.日々管理 シフト別や日別に故障実績をプロットする。原因追究や対策について検討できるよう活用する

不具合マップ

 マップの効果は、

  1. 一覧できる
  2. 攻めどころがはっきりする
  3. 共有化できる
  4. 情報収集がしやすい

です。

 また、故障データだけでなく後述する不具合点をマップ化することも同様に有効な方法です。マップは故障対策だけでなく、進捗管理する上でも有効性が高いツールのひとつです。

 わかりきっているデータをあえてマップ化するのは面倒だという人もいることでしょう。しかし、故障データは共有化できているようで、意外とできていないものです。パレード図だけでは、変化がわかりにくい場合もあります。改善のきっかけづくりにもなるので、どんどん活用してください。


この記事は『「故障ロス改善」はこうやれ!』(JMAC刊)をWEB用に再編集したものです。


■著者について

大塚

大塚 寛弘 (おおつか のぶひろ)

日本能率協会コンサルティング
生産コンサルティング事業本部トータルコストマネジメントユニット
プロセス・デザイン革新センター
兼 設備管理イノベーションセンター チーフ・コンサルタント

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