TPM鉄則04:チームワークでみんなが主役のサークル活動
働きにくい職場、働きやすい職場、それはすべて、自分たちにはね返ります。だからこそその舞台の主役は私たち。チームとして総合力で取り組みましょう。
私たち自身が主役
働きにくさの問題は仕事そのものの中にあります。これらの問題は日々の業務に追われ、日頃放置されがちです。たとえば、日常点検での作業のやりにくさは、仕事そのものを見直してみなければ問題を顕在化できません。実際の作業の問題解決は、私たち自身が中心となって進めていきましょう。なぜなら、自分の仕事や自分の設備についてもっとも困っているのは、自分自身だからです。なにより自分の職場が良くなっていちばん嬉しいのは自分自身のはずです。「自らが考え、活動を進めていこう」という主役意識が、活動の広がりをつくり出していきます。
活動に活気を与えるチームワーク
ただし、問題の大きさや難しさによって、1人では解決できないことがあります。そこで重要なのがチームワークです。小集団活動の成果や盛り上がりは、野球やサッカーのように全員が役割を持ちその役割を全うするチームワークの強さにかかってきます。スポーツの世界でも、個人の力は他の強豪に負けていてもチームワークで強さを発揮するチームがたくさんあります。同じ目標に向かい、それぞれが役割を果たし互いを信頼し、誰も手を抜くことのない集団になれるかが大事なのです。そのためには、小集団活動の中で誰もが「主役」となれる役割と責任を明確にし、分担することが重要になります。
全員参加のチームづくり
「働きやすい職場づくり」は、全員が役割を持って活動を進めることで達成されます。1人ひとりが主役という意識を持ち、それぞれの力を集結しチームとして総合力を発揮できる体制づくりが大切になります。