TPM鉄則07:リーダーとメンバーの役割を明確に
サークルなどの小集団においては、リーダーとメンバーの役割を明確にし、全員で結束することが重要になります。
リーダーの定義とは
「リーダーとは」 よく使われる言葉ですが、その定義を教えてくれる人は意外に少ないのではないでしょうか。『リーダーとは、あることを自ら「やろう」と言い出して、メンバーをその方向へ全力で導いていく存在である』といわれています。
ここでいうリーダーとは、第一線小集団のリーダーのことです。職制上のリーダーがなることが一般的ですが、サークル内の互選で決めることもあります。リーダーは実現させたいサークルの方針や目標を明確にして、会社の方針に沿った正しい方向に導く力を携えておかなければなりません。
メンバー1人ひとりを尊重する
メンバーは性別、経験、年齢、専門性、モラルなど十人十色ですから、このような多様な人たちをまとまりのある集団にしていくのは、リーダーの能力に大きく左右されます。リーダーシップを発揮しながらメンバー1人ひとりを尊重して、「TPMは仕事そのもの」という考え方を浸透させていきます。
小集団は1人ひとりが主役
サークル活動では、メンバー全員がお互いに補い合いながらチームとしてのパワーを最大限に発揮しなければなりません。「自分がやらなくても、誰かがやってくれるだろう」という人がいると、メンバーの士気は下がっていくものです。
1人ひとりが主役です。設備の温度、振動など、故障の兆候を察知できるのは自分だけです。決め事を守って自分の役割を全うするだけでなく、得意な分野で積極的に参画していくと、サークル内のメンバーシップを高めることができます。