TPM鉄則33:QC7つ道具を使いこなす―それぞれの「道具」の役割
QC7つ道具は、日々の活動のデータを収集し、それを分析して問題の発見・解決に役立てる道具です。改善に必要な道具を使い効率的、効果的、合理的に改善を進めましょう!
事実データを"見える化"しよう
QC7つ道具は、①簡単に作成ができる、②みんなが使える、③目で見てわかるものとして、数多くの手法の中から、7つの手法が選ばれました(下図)。
これらの手法をうまく活用することにより、誰でも現場の事実を正しくつかむことができます。
これらのQC7つ道具を活用するためには、データを集めますが、たとえば「暑い」という問題に対するデータを分類すると次のようになります。
・数値データ 計数値=10人中8人が暑い
計量値=温度測定で32℃
・言語データ 今日は暑い
主として、数値データを整理する道具として「QC7つ道具(Q7)」が、また、言語データを整理する道具として「新QC7つ道具(N7)」が開発されました。
ある改善事例発表会で、QCストーリーの各ステップごとに、QC7つ道具を上手に活用していました。はじめて聞いた内容でしたが、現場の様子が手にとるようにわかりました。事実データを"見える化"していたからです。みなさんの改善はどうですか?
QC手法を活用しよう
QC手法は混沌としている問題を整理し、誰が見てもわかるようにする道具です。使いこなせばこれほど便利な道具はありません。
みなさんも、まずは、QC7つ道具を実際の場で活用してみてください。「QC手法」という道具を上手く使いこなすと、これまで解決できなかった困り事は飛躍的に減っていきます。