篠塚 進一 Shin-ichi SHINOTSUKA

篠塚 進一 (しのつか しんいち)

日本能率協会コンサルティング
プロフェッショナルアドバイザー
TPMコンサルタント

生産効率支援から「サプライチェーン」構築の具体的なシナリオをご提案します!

◆欧米企業から学ぶべきモノづくりマネジメントは

 世界市場で日本企業のモノづくりの存在感が急速に薄れています。 
 1990年代半ばから欧米のグローバル企業は、TPMをモノづくりマネジメントにどう適合させ、QCD能力(Capability)を高めてきたのでしょうか。  
 1.システム思考(部分最適から全体最適へのすばやい移行)  
 2.組織学習(精神論から脱却し、どう次の行動に結び付けるかの具体的な指針)  
 3.体系的な指標と客観的評価基準の活用(Vital Few & Trivial Many)  
等など、TPMを新たな視点で体系化、再統合してきています。  
 それは、かつて日本がアメリカからQCを、PMを、大量生産方式などを学び昇華させ、日本的生産方式の強みをつくり上げたことと同じプロセスです。これから日本のモノづくりが進化していくためには、欧米のグローバル企業の強みを、組織的・体系的に再構築する時期ではないでしょうか?  
 TPMは、組織学習に際して優れた特徴を有しています。たとえば、重複小集団(リーダーシップとフロントラインチーム)、PDCAとCAP-DO(“8の字展開”)、ステップ展開等々です。  

◆生産効率からサプライチェーン全体の効率化と脱炭素(グリーン化)を進めませんか!

 グローバル市場で活動する企業にとって、脱炭素(GHG削減)はMUSTです。RE100にも早くから取り組み、成果を上げています。TPMを活用してサプライチェーンの改善に取り組む企業では、製造部門だけでなく物流、サプライヤーも含めて、TPMの特徴のひとつであるステップ展開を活用して、組織的・体系的な取組みが行われています。 
 その一例は、重要経営指標(KMI)とサプライチェーン拠点、製造、物流、計画等では重要管理指標(KPI)と重要活動指標(KAI)がリンクし、TPM活動の成果を財務指標だけでなく環境経営にもつなげています。さらに、可視化の仕掛けも行われ、従業員のモチベーション向上にも寄与しています。 
・米国;日用品メーカーは小売大手と組んでON SHELF AVAILABITYを大幅に改善  
・コロンビア;住設機器メーカーはEBITDAを改善 
・米国;スナック食品大手はTPMを全世界製造拠点でOperational Excellenceのスタンダードに

◆われわれJMAC-TPMコンサルタントは、経営の“シナリオライター”です!

 経営者は、経営という表現の“監督”であり、従業員は“表現者”“演技者”です。 
 経営者の方々は、自ら経営のシナリオを描きますが、従来と異なる視点でシナリオを描くことで、経営という“表現”に新しい価値を創ることができると思いませんか?  
 現状を少しでも変えたいと思われたら、どうぞお声を掛けてください!

■篠塚 進一プロフィール
◆専門分野:工程改善支援
◆TPM:個別改善、自主保全、計画保全、開発管理、品質保全、教育訓練、管理間接、安全・衛生・環境

1980年代半ばのTPMの勃興期からTPMコンサルタントとして、TPMの各柱、セミナープログラムの開発に従事する。1990年代からはTPMの海外展開にあわせて活動拠点をアメリカに移し、北南米および欧州での自動車、日用品・食品製造、電機・半導体などの日系、米欧系企業のTPMを支援。また、「TPM展開プログラム(加工組立編)」「TPMの小集団活動」等の単行本執筆にも携わる。現在は、TPMをグリーン サプライチェーン構築のマネジメントツールとして実践中。

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