【第13回】ワンポイントレッスン
ワンポイントレッスンは、1枚につき1つのポイントをまとめ、短時間(3〜5分以内)で教育する教育手段のひとつです。トラブル発生時や対策時で学んだ内容を題材にして、点検や遵守ポイントなどを作成するようにしましょう。
以下のように、あらかじめ記載する項目を決めておくと、蓄積されたときに教材としての統一感が出ます。
- 点検方法
- 機器の取扱い
- その他遵守事項など
これらの資料を自分たちで作成することによって、より理解が深まってスキルアップにつながります。また、自分たちで作成した資料が積み重なっていくと(継続して作成していくと)貴重な社内の教育資料になっていきます。
以下にステップを示しておきます。
| ステップ | 内 容 |
| 1.テーマ選定 | ・伝達内容の選定(点検のための基礎知識や具体的なハウツー、トラブル事例から選定する) ・テーマの明確化(点検方法や手順、何についてのシートか明確にする) |
| 2.ポイントの明確化 | ・具体的なポイントや手順について簡潔な解説を作成する(数値化できるものは数値化する) ・具体的なポイント部分の図表イメージを決めておく ・ノウホワイの確認(実施内容の根拠について裏付けるものを併記する) |
| 3.図表作成 | ・対象となる部品や工具、製品などを描く(なるべく手描きで) ・全体像がわかるように、必要に応じて全体図、部分図のように分けて作成する |
| 4.確認 | ・テーマと伝達内容の整合がとられているか確認する(強調する部分と説明文、補足部分の配分を調整する) ・わかりやすいレイアウトになっているか確認する |
| 5.登録&伝達教育 | ・伝達教育の実施と理解度の確認 ・伝達教育および新人教育資料への活用 ・社内データベースに登録 |
【補足】現場での点検やチェックについては、デジタル化、AI活用が進んでいます。多種多様の技術、サービスが提供されおり、自社の現場への導入で飛躍的な効果を期待できます。導入に関して、本サイトの運営元である日本能率協会コンサルティング(JMAC)は、導入から運用、定着までを幅広く支援しています。導入を検討するときには、ぜひJMACにお問い合わせください。
この記事は『「故障ロス改善」はこうやれ!』(JMAC刊)をWEB用に再編集したものです。
■著者について

大塚 寛弘 (おおつか のぶひろ)
日本能率協会コンサルティング
TPMコンサルティング事業本部
チーフ・コンサルタント